Wednesday, April 27, 2005

Movies: 24 Hour Party People

ネタバレ:大した事書いてないから、見てもヨロシ。

24 Hour Party People
24アワー・パーティ・ピープル』(2002)イギリス

Ian Curtisは車の中で「ボウイは嫌い」と言っているが、彼の部屋に入るとすぐ玄関に“Jim Morrison”のポスター、そして居間には“David Bowie”のポスターが貼ってある。

Tuesday, April 19, 2005

Books: L.A.Confidential by James Ellroy

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

L.A.Confidential by James Ellroy L.A.Confidential by James Ellroy
ジェイムズ・エルロイ/著『LAコンフィデンシャル』上下巻(1997)文春文庫

登場人物が多いので、何度も前に戻り、以前の本も見たくなる気持ちをグッとこらえた。こういう時は電子ブックだと簡単に検索できるんだろうなぁ。

エルロイの訳者はよく変わる。誰がいいかあまり気にしていないけれど、今回の訳者は小林宏明。読み慣れているはずなのだけど、読みにくかった。エリス・ロウはファイ・ベータ・カッパじゃなくて友愛会になっているし、コロン等の記号多用は疲れたな。

色々気がついた所はあるけれど、
孤独な事には変わりないけど、珍しく金持ちエリートが主人公だな。
分厚い“T”のファイルは誰を意味したの?
カイキー、あと“一言”欲しかったよ。
映画のケビン・スペイシーが良かったせいもあるけれど、ジャックが一番好き。だから、中にアロハ・シャツを着こんでコマのように回転したのは悲しかった。
名誉を守る為にフタをした雑誌の件は後味が悪かった。
エリス、ディータリング、デ・スペイン、父親に会いに行ったエドは映画のシーンで爆発を背に去る主人公のようなイメージ、火種を残して立ち去った。

Amazon.UKに“The Dudley Smith Trio”と言う本があった。てっきり、パパのようなスミスとその仲間(ブルーニング、カーライル)かと思ったら、『ビッグ・ノーウェア』『LAコンフィデンシャル』『ホワイト・ジャズ』の3冊が一緒になった本だったのね、分厚そう。

Thursday, April 14, 2005

Movies: 28 Days Later

ネタバレ:まだ観てない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

28 Days Later
28日後...』(2002)イギリス

ラストの「HEL」がチラッと見えた場面で私は「HELP」だと思った。でも、この映画は「HELLO」、とても前向き。
3人が飛行機に向かって手を振る場面は無邪気でとても可愛い、そして私もホッとしてうれしくなってしまった。

映画館で観た時はエンドロール後に別エンディングが続いた。
車が門を突き破った後。
そこは病院の中、少佐に撃たれたジムを担架に乗せてセリーナとハンナが運ぶ。セリーナが必死に助けようと手を尽くすが、ジムは息を引き取る。うなだれて病室を去る二人…

これは観なければよかったと思った。暗くて誰もいない道をすさんだ気持ちのまま自転車をとばして帰ったよ。

Wednesday, April 13, 2005

Movies: Underworld

ネタバレ:まだ観てない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

Underworld
アンダーワールド』(2003)アメリカ

そんなに深いお話じゃないから、ネタバレ作るほどじゃないんだけど、気になるところをひとつ。

結局セリーンが歩み去るそぶりと、柱の影に入りゆくマイケルの姿で終わったけど、あれはセリーンとマイケルは共にヴァンパイア一族の掟に背き、追われる身となったという事か。やっぱ愛の物語だね、続編ありそう…ナンダカンダ言いながらも、続編があったら見るよ。

Tuesday, April 12, 2005

Movies: Identity

ネタバレ:まだ観てない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

Identity
アイデンティティー』(2003)アメリカ

エドに生き残って欲しかったよ~
パリスが最後まで残っていたのは、娼婦としての母親を重ねていたのだろうか。結局、心に傷を負った少年時代のままのティミーだけがマルコムの中に残ってしまった。
元々がティミー=マルコムなのだろうし(元警官では無いだろう、ましてや女性では無い)、理由はどうあれアパートの住人6人も殺したのだから、責任はとるべきだと思った。

よく考えればジニーとティミーが逃げ、車が爆発炎上し、死体は無かったのに、単純な私は彼が犯人とは気が付かなかったよ。その後の死体の無い展開以降に惑わされてしまった…でも、お陰で最後まで夢中になれた。

気になるのは護送車内部の事、声しか聞こえないから、想像するしかない。ヒットしたら、続編作ってくれたかな? それともただ怖がらせる効果かな?
DVDには別エンディングがあるけど、たいして内容に違いは無いらしい。

Sunday, April 10, 2005

Movies: The Neighbor No.Thirteen

ネタバレ:まだ観てない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

The Neighbor No.Thirteen
隣人13号』(2004)日本

“夢オチ”でガッカリ、ごまかされた気分だ。
しかし、同情すべき“十三”が罪を犯さなくて良かった。復讐したい気持ちも分かるし、とことん突き進んだ後、どう始末をつけるのかと思ったが、つかまる彼だけは見たくなかった。

やはり自ら行動する事が大切ね。でも、あまりに変わり身が早すぎる、そんなもんかな? 本人がそれでいいならいいんでしょ。

そう言えば赤井もすっかり十三の事を忘れていたなぁ。オレンジのジャケットを着て、名前もそのままなのに気付かないなんてマヌケすぎ。それと同じく十三も自分なりに解決してしまったら、過ぎた事は忘れる主義なのかもね。山田 悠介の小説『Aコース』もラストびっくりしたよ、こだわりなさ過ぎ。

Friday, April 08, 2005

Movies: Sleepy Horrow

ネタバレ:まだ観てない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

Movies
スリーピー・ホロウ』(1999) アメリカ

ミステリーが大好きだけど、犯人が実存するサイコ・スリラーの方がいい。
幽霊や魔法のせいにすると、何でもアリになってしまう。
だから、この映画は<死人の木>からホースマンが飛び出して来て、ビックリ! ホントに幽霊だ~

でも、黒幕がいる。
最初に出て来た人形のようにかわいい少女が魔女となり、復讐の為に容赦なく殺人を犯す。かわいそうと同情もするけれど、産婦人科の夫婦(キリアン)の子どもが母親と目が合うところ以降は怖ろしい。
やっぱ人に恨まれるような事をしてはいけないよ、『この子の七つのお祝いに』(1982)という映画もあったな。

それに対してクレーンの母親の最期も怖ろしいけれど、彼は復讐には燃えず、正義を貫く(情けないけど)。
人物描写も丁寧で、ストーリーも良くできていて想像をかきたてられた。何よりも意外性が大事、とても良い映画だった。

Wednesday, April 06, 2005

Movies: Phone Booth

ネタバレ:まだ観てない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

Phone Booth
フォーン・ブース』(2003)アメリカ

終わらせ方にモヤモヤ~
ラストがなだれ込むように進んでしまったもんだから、理解できてない部分が多々あり。

スチュは警察が居所を突き止めたとナンデわざわざ犯人に言うの、受話器を置く時拳銃を持つ必要無いよ、観客を騙す為?
何も関係の無い、それもスチュに罵倒されたピザ屋を殺人犯に仕立てあげるなんてかわいそう。こんな人生あっていいのかい。
レイミー警部のカンが良いように思わせておきながら、犯人を勘違いするマヌケぶりをさらけ出す。だから、フォレスト・ウィッテカーを起用したのかな? 彼ってお人よしに見えるのよ、普通のいい人にしか見えないのよ。

ただでこき使われるアダム、彼にだまされてばかりいるレストランの主人、キーキーうるさいエミネムみたいなビッグQ、ダンナのうわべしか知らないケリー、そしてパムを一生懸命くどいてもモノにできずにいるスチュ…
みんなマヌケに見えるからこそ、犯人(キーファー・サザーランド)の不気味さが増して恐怖が高まったのかもしれない。でも、彼だれ? 電話会社の人かなぁ~(警官と一緒にチラッとうつった)と思ったのだけど、ビデオに録画してなかったから、確認ができない。
スチュの事を色々と知っている理由も分からないし(電話会社の人間なら盗聴していたって事?)、ごく普通のイヤな人間ならゴロゴロいるのに、彼を狙った理由が弱すぎる、もうちょっとタチの悪い人間狙ったらいいのに。

でも、突然何の前触れも無く、普通の人が理不尽な事件に巻き込まれるのだからこそ、映画を観ている普通の人がハラハラ感情移入できるのよね。
私も普通の人のつもりなんだけど、感情移入できなかったわ~

Sunday, April 03, 2005

Books: The Big Nowhere by James Ellroy

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

The Big Nowhere/James Ellroy The Big Nowhere/James Ellroy
ジェイムズ・エルロイ/著『ビッグ・ノーウェア』上下巻(1998)文春文庫

ダニーは『キラー・オン・ザ・ロード 』のマーティンのようだ、覗き屋で○モ。でも、途中で死んでしまうなんて悲しい。趣味がどうであれ、この小説の中ではヒーローだったもの。信じられなくて、何度も読み返してしまった。

コンシディーンまで死んでしまって、あぁ救いが無い。でも、彼は救われたのかな。救いの無い先の人生から。
彼はどうしても息子ステファンを救いたかった。しかし、救いようが無い事を悟ってしまった。そして、犯人のコールマンより前に彼を狂わせた父親であるロフティスを撃つ。
でも、私はコールマンにひどい扱いをしたラックスの方を憎んだ。一時はラックスが犯人かと思っていた。

ミークスはあまり好きではない。好きではないが、この小説のヒーローは彼。人情(日本のようにお涙頂戴では無い)に突き動かされた下巻・第三部以降のミークスは素晴らしい。
「ダニエル・トマス~○モ。」(下巻P253)と言い切ってしまう男、只乗り野郎バズ、人生そのものがギャンブル。そしてオードリーへの対応から、男の考える事を再認識させてくれた、DNAに刻み込まれたサガというヤツですかね。

とにかくステファンよ、強く生きてくれ!
警官になったステファンの小説書いてくれないかな、そうすれば安心できる。いや、エルロイじゃそううまく事が運ぶわけないか。

暗いし、現実がこんなに怖ろしかったらイヤだなぁと思わせる彼の小説。アメリカじゃ普通なのか、この時代は当たり前だったのか、私にはよく分からない。
あまりの緻密さに「たかが小説、入れ込んじゃダメ」と自分に言い聞かせながら読まないと苦しい。
でも私の頭じゃとても想像もつかない世界、平凡な毎日を過ごす私をまた別世界に連れてってね、エルロイ。

Blogger

以前からデザインが気に入っていたBlogger。
ハロニコ・ワールドの方は知人も見ているので、うかつな事を書けないから、あちらは当たりさわりの無い事を書いて、こちらはいつも思っている事を書こうと登録していた。
だけど、書いた時はいいんだけど、後で読み返すと複雑なモノがある。
と言う訳で、こちらはネタバレサイトへ変更。
時々グチも書くけど、自分なりに消化してしまった後は削除でいいや。