Sunday, August 20, 2006

Books : The Glass Hammer by Kishi Yusuke

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

The Glass Hammer by Kishi Yusuke
貴志祐介/著『硝子のハンマー』(2004)角川書店

人間の欲望とは計りしれなくて、金の為なら殺人を犯すほどだ。
だが、この小説は金を手にしていながら、それで終わりにしないのが奇妙。
殺害理由に説得力が無いのが残念、怒りの矛先を転嫁しただけのような気がする。それと世の中への挑戦?
青の炎』より“せつない”と感じた犯人にかなり同情してしまったので、さらに残念感が深まった。

とは言え、夢中になり一日中寝転がって読んでいたので、頭痛が痛いんや~
伏線が無いので読者には推理できないけど、読んでいる間は楽しい推理小説だった。

Sunday, August 13, 2006

Movies : The Island

ネタバレ:まだ観てない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

The Island
アイランド』(2005)アメリカ
 監督:マイケル・ベイ 出演:ユアン・マクレガー

施設から解放された(多分)何万人もの難民が押し寄せてくる、どうすんだ?
さすがに顧客も養いきれないだろう。でも、「ドラえもん」のように自分の代わりがいるってのは便利かも。

Books : Isola by Yusuke Kishi

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

Isola by Yusuke Kishi
貴志祐介/著『十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA-』(1996)
 角川ホラー文庫

<ISOLA>とは体外離脱中に肉体が地震で押しつぶされ、戻れなくなった高野弥生の魂。さまよった末、千尋の中に居座った。ずうずうしい。

今一つ夢中になれなかったのは、千尋が自分の為に闘わなかったこと。
<ISOLA>は自分じゃないんだから、追い出せよ。ホラー映画にありがちな「次をお楽しみ!」みたいなラストにしたかったから、無気力なままにさせていたのかな。
やっと千尋を心配してくれる存在・依子が出て来たというのに残念。
それから由香里。やっと信頼できる存在・真部を見つけたというのに、そのまま放置かよ~

ちょっと中途半端な感じがした小説だったが、貴志祐介ファンならとりあえず読んどきましょ。

Friday, August 11, 2006

Books : Shokei Ressha by Kei Ohishi

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

Shokei Ressha by Kei Ohishi
大石 圭/著『処刑列車』(1999)角川ホラー文庫

首謀者である、双子・多岐川姉弟はずるい。
あえて不妊治療専門医・上高地が毎朝乗る列車を選んで、自分達の目的の為に他の人々を誘い込んだとしか思えない。

銃は手に入れられたとしても、弾を大量に手に入れるのは難しいのではないか。

Friday, August 04, 2006

Books : The Black House by Yusuke Kishi

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

The Black House by Yusuke Kishi
貴志祐介/著『黒い家』(1997)角川ホラー文庫

「くろい家」と言うより「くさい家」。
自殺の現場検証ってどんななのか分からないけど、“臭い”と言うだけでも、異常だと感じるのではないだろうか。家宅捜査を行い、風呂場を開けた途端、この話が終わってしまう。
ちなみに「ゆめ」は切ない。