Sunday, September 17, 2006

Books : Kitai by Shunsaku Kira

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

キタイ
吉来駿作/著『キタイ』(2006)幻冬舎

スティーヴン・キングの『スタンド・バイ・ミー』とか『IT(イット)』とか…+貴志祐介の『天使の囀り』のようだった。
「死体を食った」と言うからゲゲッと思ったけど、想像するにお風呂に入れるバスカプセルみたいな綺麗な青い玉を口にしたのね。寄生虫だけど。
おいおい、ハルよ。子供と恋愛してどうする、悪夢をも持って産まれてくる子(娘かも)が可哀そう。

Monday, September 11, 2006

Books : Thrill by Nirou Katase

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

Thrill by Nirou Katase
片瀬二郎/著『スリル』(2001)EX Novels

やはり、最初に死ぬのは主婦かよ。よほど、男性作家に嫌われているようだ(←貴志祐介『クリムゾンの迷宮』含)。中年女としては、トホホ~

では、厚生労働省の「人口動態統計」年齢階級別にみた選択死因分類・性別死亡率(人口10万対)を見てみよう。
この表から判断すると「不慮の事故」で死亡する確率は、1位・沢木、2位・宇田川、3位・阪東、4位・鈴原、5位・佐野の順。

でも結局、欲より死を望んでいた鈴原が生き残った。
沢木だって欲の為に参加したわけじゃなかったけど、「ぜったい必勝の方法」って何だ? もしかして、部屋から一歩も出ない事? 斜め読みした私には分からないまま。

Sunday, September 10, 2006

Movies : Haute Tension (High Tension)

ネタバレ:まだ観てない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

Haute Tension
ハイテンション』(2003)フランス

これは、とても面白かったサイコ・ホラー映画『フレイルティー/妄執』のようですな。
結局マリーの思い込み、ちゅーか狂気。スタンドの防犯カメラの映像で明かされた真実は、中年男=アレックスに恋するマリー自身。
冒頭の「もう誰にも邪魔させない」で気付くべきだった。
でも、最初から分かってたら白けちゃうしね、私は猜疑心が強いより単純な方がいい。だからこそ、面白味が増す。
おまけに怖がりだからこそ、ホラー映画でドキドキできる。

でもね、最初に登場した車の中の変態男は何? あれもマリーの想像なの? まだ行ってないんだから、無理があると思うの。単に観客に先入観を持たせるだけの仕掛けは困るな、話のつじつまが合わなくなってしまう。

Movies : Peliculas Para No Dormir / Regreso a Moira

ネタバレ:まだ観てない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

Peliculas Para No Dormir: Regreso a Moira
『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト エル・タロット』(2006)
 スペイン

モイラはいくつという設定だったのだろうか、35歳くらい? 外国人は年齢がよく分からない。
それとトマス16歳だ(日本人だったら19歳くらいに見えるかな)、そんな二人に悲劇が訪れない訳が無い。
夜、トマスがモイラの家の窓から目撃したのは未来の年老いた自分自身。
一途なトマスは母親に告げ口する「魔法をかけられた」(←オイオイ、勝手に熱を上げたんだろうが)。
そしてモイラは母親達に火をつけられた、彼女らの方が怖ろしー

Tuesday, September 05, 2006

Books : Te no hira no tyou by Kei Ogasawara

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

手のひらの蝶
小笠原 慧/著『手のひらの蝶』(2002)角川文庫

吸血鬼伝説を現代的にして遺伝子操作で解説、何となく納得させられた。まるで、映画『ザ・フライ』だよ。こちらはハエじゃなくて、カメムシ。

結局、裕人はどうなったの?
久慈が噛み付いた看守は?
伊緒が言いたかった言葉とは、まさか『ザ・フライ2』?
続編を大期待!