Saturday, July 29, 2006

Books : @Babymail by Yusuke Yamada

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

@Babymail
山田 悠介/著『@ベイビーメール』(2003)角川ホラー文庫

あのね、1人の周りで死に直面する人が3人もいたら、日本の女性がかなりの割合でいなくなってしまうはず。
1年間に100万人くらい生まれてるんだから、「子どもが欲しい」と思うだけでメールが届いてしまえば、かなりの人が1ヶ月の間に亡くなってしまう。まぁ、出産可能な女性のほとんどが携帯電話を持ってないと言うのなら別だけど(笑)

雅斗が遅刻しそうになるのは全然話に関係が無い。それよりも人物描写を密にした方が良いと思う、雅斗や慎也が大人なのは分かるが、社会人のわりには浅はかだ。
携帯電話の電池に関してはホラーだから百歩譲ってあげよう、だけど暑いのに2ヶ月も土の中に埋まっていたら、当然腐るはず。

それよりももっと大事な事がある。
リストラにあったとは言え、男手一つで育て上げた娘に手を出すかな? それまでの苦労した年月を考えるべきである。
「父親はいらないが子供は欲しい」と私も10代の頃思ってたけど、「狂っている」なんて言われる筋合いはない。
そう、私も母子家庭育ち。父親がいなくても子供は育つものよ。母が忙しくて自分が寂しかった分、子供に自分を投影して愛情をそそぎたいと思ってはいけないかな?

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