Thursday, June 29, 2006

Books : All The Dead Lie Down by Mary Willis Walker

ネタバレ:まだ読んでない人は見ないでね、思いつくがまま適当な感想。

All The Dead Lie Down by Mary Willis Walker
メアリー・W・ウォーカー/著『すべて死者は横たわる』(1998)講談社

モリーの父バーノンの「死の真相」、それは知らなければ良かった。
酔っていたとしても、結婚を目前に控え、まだ養わなければならない娘を残して、自殺するものなのかな?
鬱病自体がよく分からないから、もっと読者を納得させるだけの説得力ある説明が欲しかった。
シリーズ3作目にして、急に「情けないバーノン」と言われても、なかなか受け入れる事ができないよ。

好感を持ったのは伯母ハリエットとのやりとり。
TVドラマや映画だと今までボケていた人の頭がハッキリして受け答えするけど、そんなのありえん。
この小説ではそんな突飛な展開にならなくて、安心した。
処刑前夜』でブロンクが急に救われたら不自然。
神の名のもとに』でデミングおじさんが助かったら、都合良過ぎ。
ウォーカーの小説はそんな違和感の無いところが好きだ。

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